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「よかれと思って」の功罪⁉︎アフリカと浮遊街で気付いた IKIGAIのパラドックス


真の愛なるみなさま、アロハです!🌺

IKIGAI研究員の愛です。


突然ですが…、地球って本当に丸いですね…🌏✨


というのも先日、 ひふみ村役場の定例(?)公開会議をYouTubeライブでやったんですが、 その接続拠点が我ながらクレイジーで最高でした。


  • カナダ・バンクーバー(バーナビー)在住のわたし(昼下がり)


  • 熊本の最先端エコビレッジ「浮遊街」に滞在中のマッツさん(早朝)


  • ギブネスIKIGAIツアーでアフリカ・ルワンダに飛んでいる稲美村長(深夜、アルコール度10%のビール片手🍺)


「好きな人と、好きな場所で、好きなことして生きる」を地でいく3人が、 朝・昼・夜の時差をリレーしながら地球のあちこちから喋るという、 まさに宇宙的スケールの井戸端会議。笑


でもね…、 今回のハイライトは、そんな呑気な面白さを一瞬で吹き飛ばす、 稲美村長がアフリカの現場で直面した「強烈な問い」でした。



ライブ動画の視聴はこちらから↓ ラジオ代わりにどうぞ。






水道も電気もない村で。人々はIKIGAIを生きている。


毎日何時間もかけて水を汲みに坂道を往復する子ども達。
毎日何時間もかけて水を汲みに坂道を往復する子ども達。


2025年からスタートした、稲美さんの「ギブネスIKIGAIワールドツアー」。

今回は人生初のアフリカ(ジンバブエ〜ルワンダ)を訪れ、

現地で「IKIGAIマップワークショップ」を開催している稲美村長。


旅立つ前は「生きがいを伝えに行くぞ!」と思っていたはずが…

現地の農村部に入った瞬間、完全に価値観をひっくり返されたと言います。



2026年の現代、そこには水道も、ガスも、電気もない。

重たい水を汲むために、毎日何時間もかけて、坂道を往復して運ぶ暮らし。


日本的な「便利で快適な資本主義」のモノサシで見れば、 「大変そう」「かわいそう」に見えるかもしれない。

けれど、そこにいる大人も子どもたちも、 信じられないくらいのエネルギーと満面の笑顔で「今、ここ」を生きている。


「生きがいを教えに来たつもりが、

 生きがいそのものを教えてもらっているのは、完全に私の方だった」



「よかれと思って」配った一本の鉛筆の罪


稲美さんに群がる子ども達。可愛い、うれしい、だけどその反面…
稲美さんに群がる子ども達。可愛い、うれしい、だけどその反面…
























そして、稲美さんがちょっと涙声で語ってくれたエピソードに わたしは衝撃を受けました。


日本を出る前、稲美さんは「アフリカの子どもたちのために」と、 日本でたくさんの文房具を集めて持っていったそう。


そして現地の学校で、子どもたちに鉛筆を手渡した瞬間、

子どもたちは「わーっ!」と声をあげ、目を輝かせながら

大喜びで受け取ってくれた。


たった一本の鉛筆で…。

(物に溢れた、日本やカナダの子ども達だったら、どうでしょう?)


一見、絵に描いたような「美しい国際支援」のワンシーン、ですよね。


でも、その直後。

稲美さんは胃がキリキリと痛むような苦しさに襲われたそう。



「……わたし、とんでもないことをしちゃったんじゃないか?」




















それまで、彼らの世界には「これ(文房具)はみんなのもの」という

共有(シェア)の感覚しかなかった。


そもそも自分の鉛筆なんて持っていなかったから、 「私だけのもの」という概念すらなかった。


そこに、資本主義のど真ん中からやってきた日本人が 「はい、これはあなたの鉛筆だよ。お家に持って帰っていいんだよ」と 手渡した瞬間。


子どもたちの間に、

「これは僕のもの、それは君のもの」という『所有』と『境界線』が生まれてしまった。






「苦しくてたまらない…」。所有が分断を生み出し、IKIGAIを奪う⁉︎


稲美さんのワークショップに参加した女性のIKIGAI MAPと笑顔。
稲美さんのワークショップに参加した女性のIKIGAI MAPと笑顔。



私たち3人のメンターであり、知の巨人であった故・谷崎テトラさんは生前、

「所有の概念こそが、人と人を分断し、戦争や争いを生む根源だ」と教えてくれました。


自然と共にあれば、大地も水も空気も、すべては「シェア(循環)」の中にあったはず。

それを人間が「ここからここまでは私の土地」「これは私の物」と 境界線を引き、囲い込んだ瞬間から、奪い合いと争いが始まった。

稲美さんは言います。

「子ども達にとっては、人生で初めての“私の鉛筆”。

 あんなに喜ぶ顔を見て、嬉しいはずなのに…、苦しくてたまらない。

お菓子を配れば、子どもたちは生きる本能で、ワーッと群がってくる。

“あの人はお菓子をくれる人”だとわかれば、

笑顔で駆け寄ってきて、我先にと手を繋いでくる。


自分がよかれと思ってやっていることが、

彼らの世界観を、もしかしたら人生そのものを、

歪めてしまっているのかと思うと…。」


「助ける側」と「助けられる側」。

「持てる者」と「持たざる者」。


その境界線を引いているのは、一体誰なのか?

何が正解で、何が間違いなのか?

画面越しの稲美さんの葛藤に、 カナダのわたしも、熊本のマッツさんも、

深く唸るしかありませんでした。






「物に溢れているのに IKIGAIがない国」と 「電気も水道もないけど IKIGAIを生きている国」



一方で、熊本のエコビレッジ「浮遊街」にいるマッツさんは、 こんな対比を話してくれました。



東京のような大都会では、お金さえ払えば何でも手に入るし、 ゴミ出しも掃除もベビーシッターも、全部外注できる。

でも、定年を迎えて「役割」を失ったおじさんたちが、 一日中やることがなく図書館で時間を潰している現実がある。


ところ変わって、熊本の浮遊街には、

畑仕事や草刈りといった「誰でもできる体を使った仕事」と

「人との繋がり」が溢れているから、みんな生き生きと体を動かしている。 そんな浮遊街に、都会生活に疲れた若者達が 体と心を動かし、繋がりを取り戻すためにやってくる。


お金もモノも便利さも極限まで手に入れた日本人が、いま必死になって 「自然と繋がり、シェアして生きるコミュニティ」を取り戻そうとしている。


その一方で、アタリマエにそんな世界を生きながらも、

電気もガスも「所有物」も持たないアフリカの人々は、 「いつか日本に行きたい」とキラキラした目で夢見ている。


この、途方もないパラドックス。

私たちは一体、何を求めてどこへ向かっているんだろう…?





IKIGAIを探す旅は、終わらない


みなさんのIKIGAI MAP、本当に素敵でした!
みなさんのIKIGAI MAP、本当に素敵でした!

「IKIGAI(生きがい)」って、一体どこから生まれるんだろう。


何を持っていても、いなくても。 どこにいて、何をしていても。 人として、この星の上に生きている限り

それは、感じられるもの。


だけど、決して。 「これがIKIGAIです!」なんて言えるような

正解も、方程式も、存在しない。

でも、ひとつだけ確かなのは。 今、自分がいる場所から、「かんじて」みるしかないということ。


頭ではなく、心で観じる。

理屈ではなく、体で感じる。


異国の地カナダで多様性に揉まれ、

熊本の土に触れてコミュニティを耕し、

アフリカの風に吹かれて自分の「正しさ」を揺さぶられる。


痛みを伴いながら、常識をひっくり返されながら、

それでも「いま、ここ」をオモシロがり、愛でること。



その葛藤のプロセスそのものが、

わたしたちの「IKIGAI」であり、

「生きる旅」そのものなのかもしれません。




ひふみ村の地球規模の探求ジャーニー、まだまだ続きます。 Shall we?


愛を込めて。

IKIGAI探求員 船戸愛


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