「死」と「生きがい」の密な関係〜Memento Mori in NYC

死を見つめることは、生のチカラを立ち昇らせること。
いつか逝くことを想うと、いまココの奇跡が薫り立つ。
満開の桜よりも、
風に舞い散る花びらに心を奪われ
完璧に造られたものよりも
欠けた部分を金で継ぎ、傷や終わりの中にこそ美しさを見出す。
そんな「Wabi-Sabi」の精神。
私たち日本人は古くから、
「形あるものは必ず終わりを迎える(無常)」という儚さの中にこそ、
今ここにある命の輝きを見出してきました。
「ひとはいつか死ぬ」は、人類共通のアタリマエ。
だけどその「いつか」は、
「someday(いつかの未来)」ではなく、
「now(今ここ)」の中に内包されている。
わたしたちはいつだって「死」を抱いて「生きて」いる。
そんなことを改めて感じさせてくれるのが、【DEATH FES】です。
死とIKIGAIのPOPな交差点〜Death Fes in 渋谷ヒカリエ

私が前回、東京・渋谷のヒカリエで開催されたDeath Fesに参加してまずグッときたのは、
「死をもっとポップに、終活を再定義せよ」というコンセプトでした。
もっと気軽に、話してみようよ。
もっと身近に、感じてみようよ。
もっと楽しく、遊んでみようよ。
そんなメッセージが、POPカルチャーの聖地・渋谷という場所と相まって、
参加者も、10代、20代の若い方からシニア世代まで本当に様々。
ドラァグクィーンから、アーティスト、経営者、ジャーナリスト、
僧侶、葬儀社、スナックのママまで……。
「あらゆる人」が「それぞれ」に、感じながら、遊びながら、つながりながら、
「死」を「ジブンゴト」として抱きしめてみる。
そんな優しくてクリエイティブな時空間でした。(さすが、超高齢化先進国・日本!)


「死と生きがい」、舞台は多様性の交差点・ニューヨークへ

日本には古くから、死を「終わり」ではなく生の一部として受け入れてきた文化があります。
お盆、供養、墓参り、仏教思想、そして「無常」を美しさとして感じる感性。
しかし、現代の効率化された社会では「死」は遠ざけられ、
「縁起が悪い」などとして、語りづらいテーマになりつつあるのも事実です。
一方、アメリカでは近年、
Death Cafe(死を語り合うカフェ)やDeath Positive Movement、
SBNR(Spiritual but not religious)など、
死を人生の一部として捉え直す動きが広がっています。
多様な文化・宗教・価値観が交差するニューヨークだからこそ、
日本の繊細な死生観や葬送文化が「新しい文化体験」として深く受け入れられる可能性がある。
そんな潮流に乗って、【Death Fes】は
[Memento Mori in NYC: The Art of Japanese Life and Death].という旗を掲げて、海を越えることになりました。
【Memento Mori in NYC: The Art of Japanese Life and Death】の注目コンテンツ
代表の村田ますみさんは、東京・森下で終活スナック「めめんともり」を運営し、
渋谷で毎年開催される「Deathフェス」にも携わるなど、
「死をタブーにせず語り合える場づくり」に取り組んでこられた方。
今回はその活動が、国境を越えてニューヨークへ展開されます!
会場となるのは、マンハッタン南東部・イーストビレッジにある「RESOBOX」。
アート、音楽、カウンターカルチャーが融合するこの個性的なエリアで、
日本の死生観を体験できるユニークなプログラムが展開されます。
Coffin Experience(入棺体験):

デニム生地に「富嶽三十六景」がプリントされた棺に入り、静かに自らの人生と死に向き合う体験。日本で大反響を呼んだ企画がNYへ!
Portrait of the Deceased(遺影撮影):

「死のため」ではなく、「今を生きる自分を残す」ための撮影会。NYで活躍するアーティストとのコラボレーションです。
Art on Life & Death(アート展示・販売):

死・記憶・追悼をテーマにした日本のアート作品が集結し、現代アートとしての死生観を表現します。
Bar Memento Mori in NYC(Barコーナー): お酒を片手に、死や人生について自然に語り合える空間。終活スナック「めめんともり」の雰囲気をNYに再現します。
Panel Session(トークイベント): 葬送、終活、ウェルネス、アート、哲学など、多様なテーマでのセッションを実施。
[Memento Mori in NYCの詳細はこちら ▶︎▶︎▶︎ click here
「生きがい」を超えて――なぜ日本の死生観は私たちを「生」へと立ち返らせるのか

死を見つめることは、「どう生きるか」を問い直すこと。
これはまさに、「IKIGAI」のど真ん中の問いでもあります。
死という究極のフィルターを通したとき。
他人の評価や「やらなきゃいけないこと(Doing)」といった外側のノイズはすべて削ぎ落とされます。
そして後に残るのは、「ただ、これを愛している」「ただそこに在る(Being)だけで幸せだ」という、純粋な命の衝動だけ。
それこそが、あなたの中にすでにある「IKIGAI」の正体。
これまで、多くの西洋文化において
「生」と「死」は対極にあるものとして分断されてきました。
しかし日本古来の文化では、
生と死も、自己と他者も、光と闇も、
境界線で分けることはありません。
「自他一如(Non-duality)」の精神のように。
全ては縁起で繋がる、瞬間瞬間に紡ぎ合い、移りゆく、美しい網の目。
唯一無二の美しいタペストリーの中に、
恐れることなく、「死」という名の糸を加えてみることで
今ここにある「IKIGAI」が、ますます鮮やかに、輝きを帯びてくる。
「いつか(Someday)」ではなく、「今ここ(Here and now)」にある奇跡に気づくために。
NY近郊にお住まいの方は、ぜひRESOBOXに足を運んでみてください。
美味しいお酒を片手に「死」と「IKIGAI」について語り合いましょう。
NYの地で、たくさんの美しい命の輝きが交差しますように!
愛を込めて。
IKIGAI探求員 船戸愛
[Memento Mori in NYCの詳細はこちら ▶︎▶︎▶︎ click here
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