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「死」を意識し、最大限「生」を濃密にする:鍵は「IKIGAI」の追求

執筆者の写真: Ayaka FurukawaAyaka Furukawa


皆さん、こんにちは。


今年からIKIGAIコラムに参加させていただいているAyakaです。

2025年が始まり、もう一か月が過ぎようとしていることに驚いています。時の流れが速いと感じるたびに、「命には限りがある」「人生は思っているより短い」ということを意識せずにはいられません。


「新年早々、なんだか重い話題じゃない?」と思われる方もいるかもしれませんね。

確かに、「死」と聞くと少し遠いものに感じたり、不安を覚えたりするかもしれません。

特に、健康で若い方にとっては、「まだまだ先の話」と感じるのも当然でしょう。



実際、私も36歳で、日本人の平均寿命からすればまだ人生の半分にも届いていませんし、これまで生死を彷徨うような経験をしたこともありません。


それでも、私は日々「死」を意識しながら生きています。でもそれは決してネガティブな考え方ではなく、むしろ「どう生きるか」を真剣に考えるためのきっかけだからです。


この「どう生きるか」を考えるうえで欠かせないのが、「IKIGAI」です。

今回のコラムでは、「死を意識することでIKIGAIを追求し、限りある人生を最大限に活かす方法」についてお話しします。皆さんの心に響く内容になれば嬉しいです。


「IKIGAI」と「死」の関係


IKIGAIとは、「生きる意味」や「人生の喜び」を指す日本の概念です。


自分が好きで得意なこと、社会が必要としていること、そしてそれが収入につながることの交わる場所に存在するとされています。




IKIGAIの4つの要素:

  1. 好きなこと(What you love)

  2. 得意なこと(What you are good at)

  3. 社会が求めること(What the world needs)

  4. 報酬を得られること(What you can be paid for)

これらが重なる部分が、あなたの「IKIGAI」です。それは毎日の行動や目標を意義あるものに変え、人生に充実感をもたらしてくれます。


なぜ「死」への意識が「IKIGAI」の追求に繋がるのか?


「死」への意識は、人生が限られた時間であることを気づかせ、本当に大切なものや自分の「IKIGAI」を考えるきっかけを与えてくれます。

「死」を意識することで、以下のような変化をもたらします。


  1. 時間の価値に気づく:限られた時間を無駄にせず、やりたいことや好きなことに集中できるようになる。

  2. 他者とのつながりを大切にする:愛や感謝を伝えることが、自分の存在意義(IKIGAI)と感じられるようになる。

  3. 行動への原動力となる:今しかできないことに挑戦し、自分らしい生き方を追求するきっかけとなる。

「死」を意識することで、毎日を大切に過ごし、「IKIGAI」に沿った選択ができるようになるのです。


「IKIGAI」に導かれる日々の選択:今日から実践できる具体例



急に「IKIGAIに沿った選択を」と言われても、難しそうに聞こえるかもしれません。でも実は、「IKIGAI」を生活に取り入れるのは特別なことではなく、日々の小さな選択や行動から始められるものです。


そのヒントとなるのが、「死」を意識すること。「IKIGAI」に沿った生き方を実現するための具体例をご紹介します。


1. 日常の中で感謝することを見つける


朝無事に目が覚めて、朝日を浴びることや、友人との楽しい会話、家族と美味しく食事ができていること、毎日当たり前に感じることに感謝してみましょう。

日々の「小さな幸せ」に気づくことで、自分にとっての重要なものが見えてきます。


私は、意識通りに動いてくれている足がとてつもない奇跡だと外出するたびに感じます。

また極度の近眼でコンタクトレンズなしでは生活不可能なので、コンタクトレンズを着用する度に目が見えることへの感謝の気持ちを抱きます。


2. 好きなことを少しずつ取り入れる


例えば、趣味の時間を意識的に作ることや、リラックスできる瞬間を作ることです。

どんなに小さなことでも、楽しさや充実感を感じる時間を持つことが、「IKIGAI」に近づくための第一歩です。


私の場合は、温かいコーヒーを飲む瞬間にとても幸せを感じます。

「IKIGAI」と言われると大袈裟に聞こえるかもしれませんが、こういった小さなことに焦点を当てる積み重ねが「IKIGAI」の追求に繋がります。


3. 感謝や愛を伝える習慣を作る


家族や友人、同僚に「ありがとう」や「元気?」と声をかけてみましょう。他者とのつながりが深まることで、自分の存在意義や目的を感じやすくなります。

良い人間関係の構築は他では代わりがきかないものだからです。


私は家族や友人、同僚と一緒に過ごした別れ際に「またね」と言い合う瞬間、「もしどちらかこの後、急に死んでも後悔しない別れ方」をよく意識します。


でも一生分の愛を伝えるとか根性の別れの言葉とか、そういうことではなくて(これを急にやったら相手は驚くでしょう。笑)


シンプルに「ありがとう」「会えて嬉しかった」「楽しかった」「あなたと過ごせて幸せ」と笑顔で伝えるだけで十分です。


4. ジャーナリングや瞑想で自分と向き合う


一日の終わりに、日々の出来事や感情を振り返ることで、自分の価値観や目標が明確になっていきます。

ジャーナリングや簡単な瞑想で「自分にとって大切なこと」を再確認しましょう。


私は寝る前に今日起きた良いこと、感謝したこと、達成したことをノートに書きます。

毎日書くのが理想ですが、私は寝落ちして、2から3日に一回になることもあります。笑



5. 今やっていることに意味を感じる工夫をする


自分の仕事や日常のタスクに、社会や周囲への貢献を感じることができれば、その役割に意義を見出しやすくなります。

他人の笑顔や感謝を受け取ることで、自分の仕事が誰かの役に立っていることを実感しましょう。


私の場合は、「死」を意識することで、自分がこの世に存在していなかったら、存在しなかったであろう記事をライターとして書くようにしています。


また本の出版もしているので、私の記事や本を読んだ方からの感想やこんな行動変化がありました! という報告を受けるとIKIGAIを感じます。


IKIGAIがもたらす「死を超えた生き方」




「死を意識することは、生きる時間を濃密にする」この言葉は、私たちが限られた時間をどう生きるかを問いかけています。


「IKIGAI」を追求しながら、それを軸に生きることで、自分自身の命を最大限に輝かせる生き方を目指すことができます。


「IKIGAI」を中心に据えた生き方は、ただ個人の幸福を追求するものではありません。

その生き方は周囲に良い影響を与え、未来へと新たな価値を生み出す力を持っています。それこそが「死を超えた生き方」と呼べるものではないでしょうか。


あなたにとっての「IKIGAI」は何ですか?それを意識したとき、今日という一日はどのように変わるでしょうか?




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