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ティーンエイジャーの君、もしくは30年前のわたしへ。〜生きがいについて考えた時、君に手紙を書きたくなった〜

2025年2月28日
読了時間: 7分

​

こんにちは、元気?

​

30年前、10代だったわたしから

今日、10代の君に手紙を書いてる。

​

なんでかな? 

そうしないといけない気持ちになった。

​

​

たぶん、かつて10代だったわたしが

今のわたしに そうさせているのかもしれない。






ティーンエイジャーの君、もしくは30年前のわたしへ。

​

​

ところでさ、最近どう?

毎日、どんなふうに感じてる?

ここんとこ、どんなものにハマってるの?

​

​

わたし達 大人はみんな

君のこと知りたいって

そう 思ってるんだけど

​

君と同じように、もしくはそれ以上に

大人の方も 不器用だったりして

​

「嫌われたくないな〜」 

「どう扱っていいかわかんない…」

​

なんて

実は、心の中で緊張してたりする。

​

​

ほんとは

ただ 友達になりたいだけ。

​

もし君に してあげられることがあったらしたいだけ。

(ちょっとばかし長く生きてるから、おせっかい)

​

それだけなんだけどね。​

​




​

偉そうに大人のフリしてるけど、あの頃は。



​

最初に 少しだけ

昔話させてくれるかな。

​

​

わたしが10代だった頃

暗くて オタクで 

そのくせ 臆病ゆえにガリ勉で

心許せる友達もいなかった。

​


スマホなんてない時代だったから

休憩時間は図書室に避難したり

クラスの喧騒を背後に一人英単語帳見つめては

​

「このバカバカしい世界から抜け出したい」

「親も学校も社会も、みんなクソだ」

​

なんて 心の中で毒付いてた。

​

​

だけど 今考えると

そんな自分を

ただ受け入れてくれる誰かを探してた気もする。

​

憤りや怒りは、

寂しさからくるものだったのかもね。

​

​




一人だけど、孤独じゃなかった理由。




でもね

そんな可愛げのないわたしにも

「夢中なこと」があった。

​

それはね、音楽。

​

Gunsとか、Skid Rowとか、Megadethとか

ハードロックやヘヴィメタル、

轟音を耳に流し込んで、毎日を凌いでたなあ。

​

クラスの女子には全く理解されないけど

同じ趣味を持つ男子数人と友達になれた。

​

ネットもiTuneもない時代だから

深夜のラジオを一生懸命カセットテープに録音して

編集してダビングして交換したり。

​

​

あとはね、言葉。

本を読むこと、そして書くこと。

​

オタクなファンタジー小説から古典の名作まで

とにかくいろんな本を読んだなあ。

​

いろんな時代、いろんな世界の、いろんな人生。

本を読んでいる時間だけは

主人公と一緒に旅をするように、その世界の中にいた。

​

​

​

​

ゴメン、昔話が長くなっちゃった。。。

​

​

そんなわけで

誰にも心を開けなかった10代だったけど

それでも、生きてこれたのは

そんな 大好きなもの達があったから。

​

「生きがい」ってやつだったのかな。

「生きる意味」。

​

だから、一人だったけど、

決して孤独ではなかった。

​

​



​君にも、大好きなもの、きっとあるよね。

漫画でも、ゲームでも、YouTubeでも、なんでもいい。

​

日本の漫画は世界に誇るべきものだし

ゲームもYouTubeも今やクリエイティブのてっぺん。

​

​

だけど、大人たち、特に親や先生たちは、

​

「そんなくだらないことしてないで、勉強しなさい」

​

なんて言うかもしれない。

​

​

まあ、彼らにも一理ないことはないんだけど。(笑)

​

学歴ってやつは、

まだまだ現代社会で有効だったりするし

​

それを信じて生きてる大人からしたら、

とても大事なことだから。

​

「幸せになってほしい」って気持ちが

「勉強しなさい」って言葉に変換されてしまうのかも。

​

​

まあ、「勉強」も、ある程度は大事。

でも、もっと大事なのは、君が「夢中になれること」。

​

​

​


​

お願いがある。誰にも、君を邪魔させないで。



また少しだけ、わたしの話に戻っちゃうけど

​

君と同じ10代の頃、

たくさん本を読んだ。

たくさんの曲を聴いた。

​

そうすると、

自分でも物語や詩を描きたくなってきて

誰に見せるわけでもなく

とにかく描いてた。

​


スポーツや恋愛で発散すべきエネルギーの全てを

読むこと、書くこと、そして爆音を聴くこと

そんな日々に費やしてた。

​

我ながら、暗い青春!

​

でもね

この暗黒の数年間が、今のわたしに繋がってる。

​

​

20代半ばでコピーライターになって

言葉の仕事をするようになった。

​

20代後半、憧れていたアメリカに渡って

ハードロックの聖地(笑)LAで暮らした。

​

カナダに移住した今も

フリーランスで言葉の仕事をしたり

絵本や物語、詩なんか書いて生きてる。

​

​

それにね

こんがらがって鬱屈したあの時のエネルギーこそが

大人になってから壁にぶつかった時

それを乗り越える(もしくはぶち破る)ための

「原動力」になってたりする。

​


あの時は、想像もしなかったけど

今の自分は、あの時の自分のおかげって思ってるよ。

​

​

​

だからね お願いがある。


君に もし夢中なものがあったら

それを 誰にも 邪魔させないで。

​

もしも 親や先生に否定されても

必ず 応援してくれる誰かがいる。

​

(少なくともわたしはその一人でいたいと思ってる)

​

​だから 諦めないで

君が夢中なものに、夢中でい続けて。

​

​




君は、誰かの「生きがい」だから。




それとね

これだけは覚えておいて。

​

君は、おとうさん おかあさんの 「宝物」。

地域の 社会の 世界の 「生きがい」。

誰かの「生きる理由」なんだよ。

​

そう思えなかったとしても、

「そう」なんだよ。

​

​

実のところ、ワレワレ大人も

いくら歳をとったって、不器用で

失敗しながら、反省しながらやってる。

​

「どうやったら君に 子ども達に

 笑顔で 幸せに 生きてもらえる?」

​

「そんな社会を 世界を

 どうやってつくれる?」

​

悩んだり、迷ったり、転んだりしてる。

​

​

だって 君は 

この世界の 「未来」そのものだから。

​

どんな子どもだって

この世界の 「希望」そのものだから。

​

​

大人はみんな 誰だって

子どもたちの幸せを願ってる。 

そう願わない大人は いないんだよ。

​

​

(まあ だからこそ(?)

 「宿題しろ」とか「ゲームしすぎ」とか

 うるさかったりもするよね、ほんとゴメン!)

​

​

​

​

​

​死ぬ前に、伝えておきたいこと。



わたし達 大人は

君たちより先にこの世界からいなくなる。


それは、明日かもしれないし、50年後かもしれない。

​

だからその前に

伝えておきたいことがある。

​

​

愛してるよ。

​

生きて。幸せでいて。

最高に、君らしく。

​

​

君が、幸せに生きるために。

そのために、できることがあるなら

なんだってする。

​

それが、

わたし達の生きがい。

わたし達の生きる理由。

​


そうやって

太古の昔から 今日まで 

君も わたしも 誰もが

命懸けで 生かされて ここにいる。

​

​





どんな大人もみんな、「元・子ども」。

​

お父さんの、お母さんの、

おじいちゃんの、おばあちゃんの、

そのまたずうっと昔、むかしのご先祖さまの、

愛がなかったら、君もわたしも、ここにいない。

​

​

「愛」なんて言うと

「ウザったい」って思うかもしれないけど

​

戦争も、天災も、貧困も、病気も、

あらゆる時代、あらゆる困難から、

命懸けで守られてきた 命の最先端、

​

それが、君 だから。

​

​






​

​


「何言ってんだ」って顔してるよね。


うん、10代の頃のわたしも、

きっと同じ顔してると思う。

​


今はまだ、よくわかんなくてもいい。

​

ただ


「わたし(達)は、ここにいるよ」

「君(達)は、ここにいていいんだよ」

​

それだけ

知っておいてくれたら

今日、この手紙を書いてよかったと思える。

​

​



​

それじゃ、またね。

​



今日のわたしから もしくは

30年後の君から 愛を込めて。

​

​

​

​

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