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終戦記念日。「おかげさま」と、IKIGAIの関係性。

2024年8月20日
読了時間: 4分


モノクロ写真、戦闘機が飛んでいる

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8月15日は、終戦記念日。

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8月6日、広島への原爆

8月9日、長崎への原爆

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二つの原爆を受けた末に

1945(昭和20)年のこの日、

日本が無条件降伏をしたことで、第二次世界大戦が終結しました。

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第二次世界大戦で死んだ日本人の数は、

「約310万人」と言われています。

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80万人の民間人と、

230万人の兵士たち。

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そのうち特攻隊で亡くなったのは、四千人。

そのほとんどが、20歳前後の若者でした。

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​

「約310万人」。



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失われた「約310万人」の命、

そのどれもが、

「この世でたった一つ」のものだった。

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同じ命は、二度とない。

替えの効かない、たった一つの。

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そして 

生き残った人々心に刻まれた

深い、深い傷。

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家族を失い、家を失い、

街を失い、全てを失った

人々の苦しみは

決して、計り知ることはできません。

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たった、79年前の日本で起きた出来事なのです。

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光の中で立つ可憐な花

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日本が負けたことを告げられた

あの日 8月15日

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誰が想像したでしょう。

今日のような 風景を。


わたし達が アタリマエと思っている
日々の暮らしを。

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すべてを失い、地獄と化した街を彷徨いながら


絶望する以外にない そんな状況の中で




それでも 

焼け野原に立ち 死にものぐるいで働き

命を 守り育ててくれた


​

それは

第二次世界大戦の後だけではなく

​

太古 むかしから

どんな場所でも、どんな時代でも


必死で生きて 命を繋いでくれた


数え切れないほどの


先人達、ご先祖さま達も同じ。

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そうやって 

命懸けで 創ってくれた 世界


その世界を、今日、わたし達が生きている。


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京都らしい五重塔が街と山を望む



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「おかげさま」という言葉があります。

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無事に何かが済んだり、

いいことがあったり、という時に

わたし達が、当たり前に使う言葉。

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ですが、

「おかげさま」って、誰のことでしょう?

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「おかげさま」、とは 目の前の相手や、お世話になった特定の誰かだけを 

指しているわけではないのです。


「おかげ」=神仏の加護、助けのこと。

​「陰(かげ)」とは、神仏など偉大なものから庇護を受けることを言います。

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​

「陰」というと、ネガティブで暗いものを連想しがちですが、

​

もともと日本語では、

「かげ」と「ひかり」は同じ語源を持ちます。


光と陰は、対立し合うものではなく、

陰陽のように「而ニ不二(ににふに)」。

​

異なる性質を持ちながらも本質的には一体であり、

互いが存在することで全体を成している。

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​

そんな風に、物事の本質を捉えてきた我々日本人は、

​

見えない偉大な力=「おかげさま」によって今の自分があることに

「ありがたい」と手を合わせ、敬意と感謝を表してきました。

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神社でお参りする初老の男性の後ろ姿



​

「おかげさま」だけではなく、

わたし達が日常的に使ってる日本語の中には

先祖への感謝、神仏への感謝、

そして森羅万象の本質が、詰まっています。

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そんな日本人の感性から生まれたのが

「IKIGAI」という概念。

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この「IKIGAI」に必要な要素の一つとして

「大いなるものとの繋がり」の重要性を

​

名著『生きがいについて』の著者である神谷美恵子さんをはじめ、

ナチスの強制収容所から生還した精神学者ヴィクトール・フランクル氏など

「IKIGAI=meaning in life 」を研究する多くの人々が語っています。

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神仏・先祖、自然など、超越的な存在との繋がりは、

わたし達人間の心の安定や、内なる幸福を与えてくれる。


この「大いなるものとの繋がり」という信頼感が基盤にあって


初めて、わたし達は

自分や他者の繋がりを深めることができるのです。

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苔むす緑の中にいこうお地蔵さん二体

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わたし達は

たくさんのご先祖さまが 命懸けで守ってくれた 命の最先端にいる。

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わたし達は

太古むかしから、現代に至るまで

大いなる自然の恵みを受け続けて、ここにいる。

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誰もが、一人残らず、

この世界に生まれた時点で、「愛されている」。

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すべては、「おかげさま」なのです。​



ピンクの桜の花



​

わたし という存在を


決して みくびってはならない。



あなた という命を
決して 

そこなってはいけない。




わたし達を 守り続けてくれた 先人たち



わたし達を 生かし続けてくれている 森羅万象、人びと

たくさんの たくさんの命と 共に 生きてるのだから。






「わたし」は 決して 一人ではない。

​

「わたしのIKIGAI」は

「わたしだけのIKIGAI」ではない。

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だとしたら。

あなたは どんな「今日」を 生きますか?

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​※「おかげさま」の解釈については、大江亞紀香さんが主催される『言霊塾』のテキストを参考にさせていただきました。

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